まずは一般的な話から

「予防接種は絶対確実なものでもなく100%安全でもない」というのはなんとなく分かっていたつもりではいたが長年実施されてきて統計的に安全なのだろうと思っていた。ところが調べてみると自分が受けたときからもいろいろ変わっており思ったほど安全性が確立されていない印象を受けた。
数字でいうと10万回打って一人ぐらいが副作用で死んでも問題ないという扱いらしい。世の中には「(病気の蔓延を防ぐという)世の中の為になることなんだからそれぐらいいいじゃん」という人もいるようだが、自分が映画の主人公のように誰かを助けるために「自分で選択して」犠牲になるというのならそういうこともあるかもしれないが、まだ何も自分では選択できない赤ちゃんである娘が他の人のために犠牲になる、ましてやそれを親の自分が決めて「それぐらいいいじゃん」なんてことは絶対にありえないと思った。
予防接種の案内を見ても「自己責任」で受けろと書くわりには都合の悪い数字ははっきり書かれていない。公害問題、薬害エイズ原発事故等の例を見ても推進する時は大丈夫というばかりでいざとなると関連は無いとか想定外といって責任逃れするばかり。日本ってほんとにコワイ国だなと思う。
予防接種のスケジュールがたてられないといって自分で考えることを放棄して全部人(お医者さん)任せにする人もいるようだがかわいい娘のために全力で調べて考えてみた。
(予防接種の話ではないが)プロジェクト管理でのリスク分析ではリスクは起こる確率と起きた場合の損害の大きさで評価する。しかし「起こる確率が高いが損害はたいしたことない」と「めったに起こらないが起こったら致命的」なもののリスクを同じに扱うかというとそんなことはなくて「起こったら致命的」なものの方がより重要である。ということでかかると致命的かどうかで接種するかどうかを判断することにした。
同時接種はなるべくしない方向で考える。アメリカでは同時に6種類ぐらいを平気で打つようだ。近くの病院のお医者さんによると10種類ぐらいは(極論すれば100でも)平気だという研究もあるとか。でもワクチンが体に病原体(に近いもの)を入れて抵抗力をつけさせるものだとすると同時に何種類も打たない方が体にはやさしいだろうということでなるべく同時には打たない方向で考えることにした。