一年分の醤油

それは昔見てずっと気になっていたあるアニメのワンシーン
「ある貧乏な家の女の子が奉公に出ることになってその前日、お母さんが女の子の好きなかやくご飯かなにかを作っていた。樽に入っている醤油をとろうとして固くなった栓を引っ張っていたら栓が抜けた勢いで尻餅をついてしまった。その間に醤油が栓からどんどんこぼれてほとんどなくなってしまい、そこでナレーション『それはやっとの思いで買った一年分の醤油でした』お母さんは泣きながら『奉公に行きたくなかったら行かなくてもいいよ』でも女の子は結局奉公に行きました…」
どういう結末になったのかは覚えていなかった、でもそれから醤油を見るたびにその話を思い出した
日本の文学が原作になっているようなアニメで日本昔ばなしでないのは確かなのだがどうしてもタイトルその他が思い出せずずっと気になっていた

今日もそのことを思い出してネットで調べてみたが「醤油」だけではぜんぜん引っかからない…同じアニメで「ぶどう」というタイトルの話があったのは覚えていた
昔はアニメの数も少なかったから全部チェックしたらそれらしいのが見つかるかも?と思いwikipediaでアニメの一覧を順番に見ていったらそれらしいのがあった
まんがこども文庫
一房の葡萄』というそれらしいタイトルの話もある。でもそこまで…各回の詳細な内容までは書いていない。再放送もほとんどやってないらしい。どおりで思い出せないはずだ。
YouTubeにアップされてるのがいくつかあったので眺めていると気になる画の回があった。再生してみると…ビンゴ!まさに探していたものだった!タイトルは
『やなぎの糸』
こどもの頃見た後20年以上分からないままモヤモヤしていたのが再び見られる時が来るとは!!!インターネットは素晴らしい!
プリキュアもいいけどこういうアニメももっと増えて(残って)ほしいと思った

本題はここまでだけどもう少し書いてみる
青空文庫で読めないものかと思い調べてみると原作者の壷井栄という人は『二十四の瞳』を書いた人でまだ50年経ってないから青空文庫にはないようだ。図書館で探そうかな?
wikipediaの原作者の欄が間違っているようなので後で訂正しておこう(木内高音って?)
などと思っていたところで著作権を延長するという話があったのを思い出した。あれってどうなったんだっけ?と調べてみると単純な延長は保留になったようだけどTPPで保護期間が長いアメリカにあわせろみたいな話があがっているようだ(´Д`)
ディズニー涙目? 米著作権局が議会に「保護期間短縮」を近く要請か | ガジェット通信 GetNews
アメリカでも保護期間を短くしようという流れがあるようなので最終的にどうなるのかは分からないがとりあえず署名だけでもしておこう
TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム